嫉妬をコントロールしよう

嫉妬の感情を持ったことがない人はいないだろう。

誰もが大なり小なりの嫉妬心を抱えながら生きている。

でもどうだろう...

嫉妬を隠しきれていない男って、シンプルにカッコ悪くないか?

しかも嫉妬心が見え隠れするということは、少なくともその男はモテたいと思っているということだ。

だがご存知の通り嫉妬する男はモテないと相場は決まっている。

ということはその男はモテたいあまり、モテない行動をとっていることになる。

実に寒気がする話だ。

今日は自戒を込めて、嫉妬の沼から抜け出すためのメソッドをお届けする。

嫉妬との付き合い方ではない。訣別するためのアプローチ法だ。


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▼「嫉妬」の特徴

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嫉妬の意味を辞書で調べたことがあるだろうか...。

①自分より優れた者を妬みそねむこと。

②自分の愛する者の愛情が他に向くのをうらやみ憎むこと。

とある。

そう、「嫉妬」はあらゆる感情の中で最も無意味で下劣で役に立たない、極めて有害な感情である。


よく、「悔しさをバネにして」とか、「感情のレバレッジを効かせて」とかいうように、マイナスな要因はプラスのエネルギーに変換できるガソリンとなり得るが、「嫉妬」だけはそれに当たらない。ガソリンとして使うには幾分どろどろし過ぎていて精製が足りないのだ。


「嫉妬」は取り除くべき対象でしかなく、不幸を招く最大の要因だ。

だからこそ、嫉妬をコントロールする能力が不可欠であり、そのコツを身につけることが、良い人生を手に入れるための条件だ。

だが、嫉妬の感情は進化のプログラムに組み込まれているため、抑制するのは簡単ではない。


「嫉妬」というものを人生から閉め出すためには、そもそもどういうシーンで嫉妬心という悪魔が不細工な顔を覗かせるのかを知っておく必要がある。


僕たちが嫉妬を感じる場面にはある共通項があり、それは自分と同レベルの相手が嫉妬の対象になりやすいという点だ。

僕たちが特に嫉妬を感じるのは、年齢や、職業や、環境や、暮らしぶりが「自分と似た人たち」に対して。

テニスプレイヤーはほかのテニスプレイヤーと、ティーンエイジャーはほかのリア充ティーンエイジャーと、美容師はほかのカリスマ美容師と自分を比較する。

反対に、全く立場の違う人や過去の人物、他の動物や植物に対して、嫉妬の感情は湧いてこない。


そう考えると、「嫉妬に対する対処法」は自然と明らかだ。

誰とも自分を比べなければいいのだ。他人と自分を比較するのを一切やめてやめてしまえばいい。

だが言うは易く行うは難し。

僕たちは常に比較によって物事を判断しているし、ビジネスマンであればその能力は特に必須だ。

そこで、比較するのをやめるというより、比較してしまう環境に身を置かないというのはどうだろうか。



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▼嫉妬は排除すべきもの

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例えばソーシャルメディア。

フェイスブックがユーザーの多くを苛立たせ、疲弊させることはよく知られているが、その原因を大学の研究チームが調査したところ一番の理由はやはり、「嫉妬」だそうだ。

フェイスブックが気の合う者同士が互いを比較し合う仕組みになっていることを考えれば当然の結果かもしれない。そこは妬みの温床になってしまっている。

自分を他人と比較する馬鹿げた目安("いいね"や"友達"の数)がいくつも設けられているせいで、僕たちは無意識のうちに他人と自分を比べ、人生に不満を抱えるようになる。

おまけにアップロードされるのはここ数日間で一番キラキラした非日常の出来事を切り取ってさらに加工を加えた写真だったりする。

そんなものを見ていれば、自分より友人たちの方が幸せなのだと勘違いするのも無理はなく、精神衛生上、不健康極まりない。

だからソーシャルメディアからは、大きく距離をおいた方がいい。

SNSが、あなたをもやもやさせることはあっても、成長させてくれることはない。


ソーシャルメディアの使用を減らせたならば、次は実生活でも他人と比較せざるを得ないような機会を減らしてみよう。

例えば同窓会に行くのはよしたほうがいいし、大して仲良くもない友人の結婚式も断ろう。

都会の目抜き通りは表向き華やかすぎるから歩かない方がいいし、ナンパしているリア充男は実は失敗つづきで人生の時間を全く無駄にしていると思い込もう。

#妄想のすすめ


そこまでしなくてもと思うかもしれないが、それほど「嫉妬心」に縛られるということは不幸な人生とイコールだということを肝に銘じた方がいい。


でも一番いいのはやはり、意識的に気を逸らす術を持っておくこと。

あなたが欲しくてたまらないものや、羨ましくて仕方がないものがあったとしても、それらは実際にあなたが思っているよりも重要なものでもなんでもない。

隣人が相続した遺産で購入したポルシェに対する羨望も、あなたを不幸のどん底に突き落とした元彼を呪う怨念も、成就する見込みのない恋愛に対する執着も、人前で話すのが苦手な自分への憎悪も、人生全体からすれば、その満足度に与える影響は微々たるものでしかない。

意識的な焦点がそのことだけに絞られすぎているだけ。

数年後、下手をすれば数ヶ月後にはあなたは全く違う対象を性懲りもせずに羨んでいる。


一日も早く、感情のレパートリーから「嫉妬」を排除しよう。

それだけで、悶々と過ごす無駄で長い時間を節約でき、仕事に邁進できる。